SD SusanoMonster の Ensoniq ASR-10へのHOT SWAP(Removable機能)対応

SD SusanoMonsterはHOT SWAP機能を初期設定で持っています。MacintoshなどのHOT SWAPの機能がある機器で電源を入れた状態でフロッピーやMOなどのようにSDカードを入れ替えることができます。

一部の機器では初期設定の状態ではHOT SWAPがうまくいかない場合があります。今回はEnsoniq ASR-10 サンプラーシンセサイザーの例を紹介します。

Ensoniq ASR-10はSD SusanoMonsterの初期状態では、HARD DISKとして認識しますので、電源をいれた状態でSDカードを取り出すと、SCSI Deviceを見失ってしまい、SDカードを読み込まなくなります。

この状態を回避するために、SCSI2SDプロジェクトのscsi2sd-utilソフトウェアでオプション機能を変更します。scsi2sd-utilの使い方等はこちらを参照してください。

PCにSD SusanoMonsterを接続します。写真はMacintoshに接続していますが、Windows PC/AT機でも使用できます。

scsi2sd-utilソフトウェアを起動します。

『Enable Unit Attention』『Enable SCSI2 Mode』『Enable SCSI Disconnect』『Respond to short SCSI selection pulses』のチェックを入れます。

『Device 1』タブをクリックして、『Device Type』を『Removable』に変更します。

『Device 2』『Device 3』『Device 4』は設定しないで下さい。

ファームウェアの設定を書込んで下さい。

『File』メニュー『Upgrade Bootloader (ADVANCED)…』を選択して『USB_Bootloader-V5_nodelay.bin』(詳細はこちらを参照してください。)を書込んでください。

書き込みが完了したら、PCからSD SusanoMonsterを外して下さい。

Ensoniq ASR-10の外付けのSCSI端子に接続するため、外付けBOXにSD SusanoMonsterをセットアップします。

SCSI BOXは現在入手が難しいですが、ヤフオクなどで中古をさがすか、Alibabaなどで検索してください。

Ensoniq ASR-10の外部SCSI端子に接続します。

Ensoniq ASR10/ASR-10 RackにSD SusanoMonsterを内蔵させるKIT(Ensoniq ASR10 SD Reader/Writer internal conversion KIT)は2017年10月 Engineering Sampleが試験販売開始です(初回ロット50セット限定)。SCSI BOXを見つけられない場合や、SD SusanoMonsterを内蔵させたい場合には、ご検討ください。

フロッピーからASR OSを起動させます。

『Command』『System・MIDI』から『CHANGE STORAGE DEVICE』を選択します。

『LOAD DEVICE』を『SCSI 0』に変更します。

SDカードを入れ替えてみます。

『NOT AN EPS SCSI DEV』と表示されています。これはSDカードがフォーマットされていないので読み出せないということでしょう。

『FORMAT SCSI DRIVE』を選択します。

フォーマットします。

フォーマット中です。

フォーマットが終了したら、再度SDを入れ替えてみて動作を確認します。

たまに『FILE OPERATION ERROR』という表示がでて、SD SusanoMonsterのLEDが点滅して操作ができなくなります。

この場合には一旦SDカードを取り出して、何度か『CHANGE STORAGE DEVICE』を押して、LEDの点滅が「赤=ON」「緑=OFF」の状態(コマンド待ちの状態)になるようにします。

再度SDカードをいれるとSDカードがSCSIに認識します。

 

 

 

SCSI to SD 変換カード SD SusanoMonster 設定ソフトウェア ボリュームの変更の仕方

SCSI to SD変換カード SD SusanoMonsterはSCSI2SDプロジェクトをベースに開発されたHOT SWAP可能のアダプターカードです。

今回はSCSI2SDプロジェクトの特長であるscsi2sd-utilソフトウェアによる、SCSIやボリュームの設定値、またSCSI IDの設定、パーティーションの設定について解説します。

ソフトのダウンロード、インストールは、OSXはこちらWindowsはこちらを参照してください。

scsi2sd-utilソフトウェアは多様な設定が可能です。一番ユーザーで使用する機能は容量の設定でしょう。初期設定ではSDカードの上限が2GBに設定されています(SCSI2SDの推奨値)。

また、このカードはオプションでSDカードの容量を最大で4つの独立したデバイスに分割してそれぞれに個別のSCSI IDを割り振ることができます。

今回は8GBのSanDisk Ultraを4分割する設定を紹介します。

まず、PCとUSBケーブルで接続します。USBケーブルは製品には付属しませんので別途ご用意ください。USB Type B – USB Micro B ケーブルを用意してください。基盤側のMicro B端子は壊れやすいので、注意して接続してください。

USBバスパワーだけで動作させて下さい。電源ケーブル、SCSIケーブルは絶対に挿さないで下さい。

scsi2sd-utilソフトウェアを起動します。SD SusanoMonsterと接続がされると、ダイアログの左下に『SCSI2SD Ready, firmware version XXXX』(XXXはファームウェアバージョン)が表示されます。表示がされない場合には、もう一度USBの接続を確認してください。

ダイアログの上部に『General Settings』『Device 1』『Device 2』『Device 3』『Device 4』のタブがあります。

『General Settings』の解説に関してはこちらに実際の事例を紹介しています。

『Device X』(XはDevice番号)は最大4個独立した『Device』単位を割り振り、それぞれに個別のSCSI IDを付加できます。ただし、全ての機器でこの機能が正常に動作するとは限らないですし、場合によっては思わぬ障害が発生する可能性もありますので、十分な知識のある方が自己責任にて実施してください

 

『Device 1』タブをクリックして下さい。『Enable SCSI Target』にチェックを入れるとSCSI DeviceとしてSDカードが有効になります。最初に開いた状態のパラメータは初期設定です。

まず容量の最大値を設定します。『Device size』の数字を希望の数字(たとえば128GBなど)に設定します。容量の単位(KB, MB, GB)も設定できます。

『SCSI ID』を0、『Device size』を512MBに設定しました。『Device 1』の『SCSI ID』は、SD SusanoMonsterのボード上のJ9の設定のほうが優先されます。複数の『Device X』を設定した場合には、『Device 1』のみが有効になります。その他の『Device X』はBUS上に見えなくなります。設定内容は保持されます。

 

SDカードの容量を分割するには、『Device 2』以降も設定します。『Device 2』のタブをクリックします。『Enable SCSI Target』にチェックをいれます。初期設定はSCSI ID=1に設定されています。別のSCSI IDにも変更可能ですが、他の『Device X』(XはDevice番号)のSCSI IDとホストのSCSI ID(通常SCSI ID=7 AKAI製サンプラーの場合には初期状態でSCSI ID=5の機種があります。詳しくはAKAI PROの製品マニュアル等を参考にしてください。)とは別のIDに割り振って下さい。意味のわからない方はSCSI関連の技術情報等を検索してください。

この時点ではまだ他の設定は変更しないでください。

 

続けて『Device 3』『Device 4』も設定します。この時点では『Enable SCSI Target』以外の設定はまだしないで下さい。手順を間違えると、正常に認識しないなどの障害が発生することがあります。

次に『Device 2』『Device 3』『Device 4』の順番に『SD Card start sector』の設定を『Auto』にチェック、『Device size』の設定をして下さい。

 

設定をしたら、下部にある『Save to device』ボタンを押して設定をSD SusanoMonsterに転送します。

 

転送が終了しました。

 

PowerMac G4で試してみます。PowerMac G4はDigital Audio 533MHz DPモデル、SCSIカードはAdaptec 2930CA、SDカードはPlextor 2GBです。

 

ATTO ExpressTool をつかって動作を確認します。

 

SCSI ID=0〜3でそれぞれ認識しました。

SCSI=0のデバイスを選択して初期化してみます。

初期化するとデータがなくなりますよ的なアラートのダイアログがでました。『OK』をクリックして継続します。

初期化します。

初期化完了しました。ファインダーにデバイスがハードディスクとしてマウントしました。

ID=1〜3も同様に初期化します。

初期化完了して全デバイスマウントしました。

他の機器ではうまくいかない可能性もありますので、特に古い機種で安定して動作させるためには初期状態でお使いいただくのがベターだと思います。

パラメータをいじりすぎて訳が分からなくなった場合には、工場出荷時の状態に戻す事ができます。『File』→『Load Default』→『Save to Device』で書き込みます。ただし、ファームウェアの書き込みに失敗した場合にはROMを書き込む専用のハードウェア機器が必要になりますので、十分注意して実施して下さい。

弊社のファームウェアを再書き込みすることも可能です。弊社の初期設定のファームウェアはこちらからダウンロードできます。

『scsi2sd-util』ソフトウェアの『File』メニュー『Upgrade Firmware…』を選択します。

ファームウェアを選択します。基本的に弊社の提供するファームウェア以外を使用しないでください。別のバージョンのファームウェアを使用した場合には、SCSI IDがちゃんと設定できないなどのさまざまな障害が起こることがあります。

『開く』を選択します。

『Firmware update successful』のダイアログがでたら成功です。

次回はEnsoniq ASR-10サンプリングシンセサイザーを使ってDevice Typeの Removable の設定を紹介します。

SD SusanoMonster SCSI to SD 変換アダプター 設定変更用ソフトウェア 起動の仕方(Windows編)

SD SusanoMonsterはscsi2sdプロジェクトをベースにしたSDメモリーカードをSCSIインターフェースに接続できる製品です。この製品にはscsi2sd-utilというソフトウェアでオプション機能を編集できます。

機能は

SCSI Parity, Unit Attention, SCSI2 Mode(古い規格の互換性), glitch filter, SCSI Disconnect, short SCSI selection pulse への応答, LUNS to SCSI IDs の機能の設定

SDカードを最大4つのパーティーションに分割して、それぞれ独立したSCSI IDを割り振ることができる

SDカードの最大値の設定(初期設定は2GB)

Deviceタイプ(ハードディスク、リムーバブルなど)の設定

プロダクトID, シリアル番号の設定

ファームウェアの更新

BootLoaderの更新

です。

ただし全ての機能がお使いの機器で有効とは限らないですし、場合によっては正常に動作しないだけでなく、深刻な障害が発生する可能性がありますので、専門知識のある方が自己責任にて実施してください。

今回はscsi2sd-utilのダウンロードとWindows(7〜8.1推奨)での起動方法までを解説します。実際の設定については次の投稿で説明します。

SCSI2SDプロジェクトのftpにアクセスします。今回はWindows 64bit版を使います。ユーザーのOSによっては32bit版を使って下さい。

http://www.codesrc.com/files/scsi2sd/latest/windows/64bit/

『scsi2sd-util.exe』を選択してダウンロードします。

『このファイルを実行または保存しますか?』というダイアログがでますので、『保存』を選択してください。

ダウンロードが完了すると、『scsi2sd-util.exe』というファイルができます。

『scsi2sd-util.exe』ファイルをダブルクリックします。ソフトウェアが起動しました。

具体的な使い方は次回の投稿で解説します。

 

SD SusanoMonster オプション機能編集用ソフト scsi2sd-util のMac OSXでの起動方法



SD SusanoMonsterはscsi2sdプロジェクトをベースにした製品です。この製品にはscsi2sd-utilというソフトウェアでオプション機能を編集できる機能があります。

オプション機能は

SCSI Parity, Unit Attention, SCSI2 Mode(古い規格の互換性), glitch filter, SCSI Disconnect, short SCSI selection pulse への応答, LUNS to SCSI IDs の機能の設定

SDカードを最大4つのパーティーションに分割して、それぞれ独立したSCSI IDを割り振ることができる

SDカードの最大値の設定(初期設定は2GB)

Deviceタイプ(ハードディスク、リムーバブルなど)の設定

プロダクトID, シリアル番号の設定

ファームウェアの更新

BootLoaderの更新

です。

ただし全ての機能がお使いの機器で有効とは限らないですし、場合によっては正常に動作しないだけでなく、深刻な障害が発生する可能性がありますので、専門知識のある方が自己責任にて実施してください。

今回はscsi2sd-utilのダウンロードとOSXでの起動方法までを解説します。実際の設定については次の投稿で説明します。

http://www.codesrc.com/files/scsi2sd/latest/mac/

にアクセスし、scsi2sd-util.dmg をクリックします。

『次のファイルを開こうとしています』のダイアログがでますので、『ファイルを保存する』を選択して『OK』をクリックします。

ダウンロードした .img ファイルをダブルクリックしてイメージファイルをデスクトップに展開します。『scsi2sd-monitor』と『scsi2sd-util』の二つのファイルが出来ます。

OSXの『ターミナル』ソフトウェアを起動します。『ターミナル』はアプリケーションフォルダー内のユーティリティーフォルダーにあります。

ディスクトップ上のイメージファイルのパスに入ります。通常は

cd /Volumes/dmg

となりますが、パスはユーザーによって違うこともあります。詳しくはターミナルの使い方を検索してください。

sudo chmod a+x scsi2sd-util

とコマンドを打ちます。Read-only file system と返ってきたら、ファインダーに戻って、『scsi2sd-util』 をダブルクリックします。

『インターネットからダウンロードされました。』というダイアログがでましたら、『開く』をクリックします。OSXのバージョンによっては『開発元がわかりません』というエラーダイアログがでる場合があります。その場合には『Control』キーを押しながら『scsi2sd-util』ファイルをダブルクリックしてください。

『scsi2sd-util』が開きました。

具体的な使用方法は次回の投稿で紹介します。

 

 

新型CHIP使用 HOT SWAP対応 SD-SCSI変換カード SusanoMonsterのサンプルを使ってみる。

CF RaizinMonster, SD FuzinMonsterは安定した動作をするデバイスですが、より多くの機器に対応するため、SCSIの設定変更が可能な新型CHIPを使った新世代のSD → SCSI変換カードを開発しました。この製品はSCSI2SDプロジェクトのリソースを使用して製作されました。

SD SusanoMonsterのEngineering Sampleができてきたので、検証してみます。SCSI機器でお困りのかたでご興味がある方はご連絡ください。サンプルを試験的に販売いたします(数に限りがあります)。

もちろん初期状態で、ほとんどのPCやサンプラーなどの機器で、問題なくご使用いただけます。

この製品はさらに、まれに起動時や容量等の問題がでる場合があるときには、さまざまな設定を変更できるような機能があります。今回はCF AztecMonsterの旧バージョンで問題になっていたAdaptec SCSIホストインターフェースの初期状態での認識を検証してみます。

基盤の写真の向かって右側に小さいUSBコネクター(Micro Bタイプ)があります。これとPCをつないでSCSI2SDプロジェクトのユーティリーティーソフト『scsi2sd-util』ソフトウェアでSCSIの詳細を設定できます。『scsi2sd-util』ソフトウェアの詳細はこちらを参照してください。

USBケーブルは製品には付属しないので、別途ご用意ください。

動作検証にPC/AT互換機を使います。定番のAdaptec 2940UWに接続してみます。

接続します。

SD SusanoMonsterの初期設定では、Adaptecの純正のユーティリティードライバー上でSCSIで認識しません。

PCにUSBで接続して、SCSIの設定を変更します。

PCはWindows/OSX/Linuxに対応していますが、今回はWindows 64bitで使います。

設定用のソフトは http://www.codesrc.com/files/scsi2sd/latest/

から『scsi2sd-util』がダウンロードできます。

こちらの詳細の解説は次の投稿で解説します。

windowsフォルダー内の『scsi2sd-util.exe』をダウンロードします。(Mac OSX, Linuxを使用する場合にはそれぞれのフォルダーからダウンロードしてください。)

PC/ATのUSBとSD SusanoMonsterのMicro Bコネクターを接続します。USB端子のみを接続して下さい。BUSパワーだけで動作します。

SDカードは必ず挿入して下さい。SDカードが入ってないとSCSIで認識しません。

Micro Bコネクターは壊れやすいので、注意して接続してください。

Windowsを起動して、scsi2sd-utilを起動します。接続できると、ダイアログの下にファームウェアのバージョンが表示されます。左側に表示されているログでも確認できます。

『Unit Attention』, 『Enable SCSI Connect』にチェックをいれます。『Enable SCSI2 Mode』にもチェックをいれます(これは今回の障害とはあまり関係はないようですが)。

『save to device』をクリックします。

設定を書込んでいます。10秒ほどかかります。

再起動します。

バイオスで認識しました。

CF RaizinMonsterの前期のファームウェアで一部の機器に問題のあった起動時のタイミングがホストのインターフェースとあわないという点も修正が可能です。

ただ、書き込みに失敗するとROMから書き直さなければならなくなるので(専用の書き込み装置が必要)十分に注意して実施してください。

次にEnsoniq ASR-10やAmiga、Jacquard コントローラー機器、などの特殊なSCSIの動作をする機器用の対策ソフト(Bootloader)の編集を実施します。

 

http://www.codesrc.com/files/scsi2sd/latest/bootloader/

から『bootloader』ファイルをダウンロードしてください。今回は『USB Bootloader-V5_nodelay.bin』を書き込みます。

『bootloader』はいくつかバージョンがあります。試してみてどれがいいかを検証してみてください。

『scsi2sd-util』の『File』メニューから『Upgrade Bootloader (ADVANCED)』を選択。

『USB_Bootloarder_V5_nodelay.bin』を選択。

書き込み完了です。

動作を確認します。

動作はSCSIの情報を豊富に収集できるMac OS9のソフトをつかってみました。

ベンチをとってみます。お世辞にも速いとはいえないですが、Vintageサンプラーシンセサイザーなどのスピードが速いとかえって障害が発生する機器には逆に十分な仕様でしょう。

次回はさらに詳細な設定を説明します。

 

 

 

 

 

Roland S-770 にSCSI Adapter KITを使ってCF RaizinMonsterをセットアップする。

多くのユーザーさんから問い合せがあったRoland S-770専用の内蔵SCSIアダプターKITが出来てきました。さっそく使ってみます。内蔵のHDDをCF AztecMonsterに交換することもできますが、今回はCF RaizinMonsterを組み付けてみます。

06_CF_Raizin_S770_SCSI

真ん中の基盤がアダプター基盤です。S-770固有の超変態40ピンSCSIコネクターを通常の50ピンSCSIに変換します。

00_Roland_S770

Roland S-770です。なにはなくとも筐体を開けます。

01_TOP_SCREW

天井のネジを外します。

02_SIDE_SCREW

側面のネジを外します。

03_BACK_SCREW

背面のネジも外します。

04_HDD_Cable

40ピンのHDDケーブルです。

05_40pin_SCSI

これが悪名高き40ピンコネクターです。

07_SCSI_Adapter_Connection

40ピンケーブルと50ピンSCSIケーブルを接続します。40ピンケーブルの方向に注意して下さい。赤いラインが1番ピンになります。絶対に間違えないで下さい。電源ケーブルも挿します。

08_CF_RaizinMonster_setup

CF RaizinMonsterを接続します。FDDからシステムを転送しますので、仮組みです。

09_BOOT_from_FD

SYSTEM FDから起動します。

10_Performance_display

起動しました。見やすいので、テレビに表示して使います。普通の家庭用のテレビで映ります。

11_Disk_Tool

SYSTEM->Disk Tools->Utilityを選択します。

12_current_Drive

SCSIにドライブが現れます。フォーマットされてないので、フォーマットします。その前にカレントドライブにID0を選択します。

13_Format

Formatを選択します。

14_Fomatting

フォーマット中です。

SysSAVE

フォーマットが終わったら、システムを転送します。

15_BOOT_from_CF

フロッピーを取り出して、電源を入れ直して再起動します。CFのSYSTEMから起動しています。

16_LOAD_FD

フロッピーからファイルを読み込んでみます。

17_LOADING

のんびり読み込みます。

18_SAVE_CF

こんどはカレントドライブをCFにして、保存してみます。速い速い。

19_FDD_ENABLER

FDDケーブルをFDDから外して、アダプターのコネクターに挿します。これで、FDDを外した場合に、起動時にFDDをシークしたままフリーズするのを回避します。

PrintFDDのピンアサインはこんな感じ。Track0とDisk ReadyをGNDに落としてFDDが接続してますよ状態にしています。

20_CF_RaizinMonster_built-in

FDDを外して、CF RaizinMonsterを組み立てます。リア側のネジが2個とりつけられないのですが、気にしないで下さい。

21_S-770_wCF_RaizinMonster

できあがりです。

Ensoniq ASR X PRO でSD FuzinMonsterを使う

Ensoniq ASR X PROが手に入ったので、SD FuzinMonsterの動作検証をしてみます。以前にASR-XでCF RaizinMonsterを試験していますが、今回も同様に特注のケーブルを使用します。

00_ASR-Xpro_SD_FuzinMonster

SD FuzinMonsterと特注SCSIケーブル、Transcend 2GB SDカードを使います。

01_SETUP_FuzinMonster

ASR X PROのSCSIコネクターとSD FuzinMonsterをSCSIケーブルで接続します。SD FuzinMonsterの電源は今回は、外付けですが、内蔵FDDから直接接続しても大丈夫です。

02_Format_Disk

Systemモードで”Disk Utilities”メニューでFormatします。

03_Format_successful

Formatが完了しました。

04_Select_save_device

ファイルを保存してみます。Saveモードの”Select save device”メニューでSCSIを選択します。

05_Save_Sound

SOUNDを保存してみます。

06_Successful_save

保存ができました。

07_Load_Sound

今度はファイルを読み出してみます。先ほど保存したSOUNDファイルをLoadします。

08_Success_Load

読み込みができました。

09_Exchange_Medis

Transcend 2GBのSDメディアを取り出して、こんどはPlextorの2GBのSDメディアに交換してみます。

10_HOT_SWAP_FORMAT

DiskモードでFormatをしてみました。HOT SWAPも問題なく大丈夫です。

E-mu e6400UltraにCF AztecMonsterとSD FuzinMonsterを内蔵させる

AKAIのMPC, Sシリーズのユーザーさんと同じかそれ以上の熱烈な支持がある、E-muのサンプラーのひとつ e6400UltraでCF AztecMonsterSD FuzinMonsterをテストします。

00_e6400_Ultra_front

E-mu e6400Ultraです。EOS 4.03、内蔵メモリー68MB、内蔵ハードディスク9GBです。

01_CF_AztecMonster_FuzinMonster

テストするCF AztecMonsterとSD FuzinMonsterdです。汎用のSCSI 50pin IDCコネクターフラットケーブルが必要になります。

02_SCSI_Cable_connecting

E-mu e6400Ultraのマザーボード上のSCSIコネクターを見つけます。ボックスタイプでないので、方向に気をつけてSCSIケーブルを挿します。基盤に「1」とプリントされているピンに1番ピンがくる様に挿して下さい。

03_CF_AztecMonster_Sandisk_Extreme_32GB

CFは、SanDisk Extreme 32GBを使います。

05_FORMAT_CF_Card

DISKモードのUtilityで、Formatを実行します。オリジナルのQuantumをまちがってFormatしないようにしましょう。

06_BackUP_to_CF

Quantum HDDをバックアップします。

07_CF_Error

なぜかエラーが出てしまいました。どうも32GBの容量がダメのようです。EOS version 4.03なので、ダメなのか、相性なのかは不明です。

08_SD_CF_CONV_SP_8GB

Silicon Power のSD 8GBとSD-CF変換アダプターを使ってみます。SD-CF変換アダプターはDeLOCKのものを使用しました。

09_BackUP_to_CF_SD

Format 後にBackupをとっています。

10_BackUP_Completed

Backupが完了しました。

11_setup_SD_FuzinMonster

SD FuzinMonsterをセットアップします。SDはSanDisk Extreme 128GBを使ってみます。

12_SD_FUZIN_Mount

Fc-1307 SD to CFというのがSD FuzinMonsterです。

13_BackUP_to_SD

Format後にバックアップをとっています。

14_Error_Occur

やはりエラーが発生してしまいました。128GBの容量がダメなのか、SanDisk Extreme の相性なのか、今度じっくり検証してみたいと思います。

15_Sandisk_Ultra_8GB

SanDisk Ultra 8GBに交換して使ってみます。

16_BackUP_Completed

Backupが完了しました。ちなみにSDカードをHOT SWAPした場合、CF RaizinMonsterに比べて、認識するのに時間がかかるみたいです。最初、画面が真白になったので壊れたのかと思いましたが、ちょっと待っていると認識しました。

MPC60のSCSI用ケーブルを作成して、CF AztecMonster、SD FuzinMonsterを内蔵させる。

MPC60のSCSIカードの内蔵用ケーブルを作成して、CF AztecMonsterSD FuzinMonsterを内蔵させます。

SCSIカードは今回、Stratos Technology製のSCSIカードを使用しましたが、MARION SCSIカードの場合には、MARION SCSI 変換アダプターキットが必要です(MARION SCSI変換アダプターキットを利用した場合には、このケーブルは必要ありません。MARION SCSIカードは、CF AztecMonsterを内蔵させることはできません)。CF RaizinMonsterDinoMonsterでも同様に内蔵が可能です。

01_Internal_SCSI_Cable_Components

内蔵ケーブル用の50芯のフラットケーブル、IDC 50ピンコネクター4個、圧接用の工具です。

02_MPC60_SCSI_CF_AZMN_FZMN

MPC60の内部です。SCSIカードと、SD FuzinMonsterを取り付けてあります。詳しい取り付けに関してはこちらを参照して下さい。

SCSIのIDがぶつからないように、それぞれのジャンパーを設定します。今回は、CF AztecMonsterをID=0、SD FuzinMonsterをID=1に設定しました。

03_Marking_Cable

ケーブルに現物合わせでコネクターの位置に印をつけます。

04_Connector_Clumping

印に合わせてコネクターを圧接します。コネクターは▼の刻印がある側が50芯ケーブルの1番になります(写真のカラーケーブルの場合は茶色のケーブル側、一般的なケーブルは赤色側が1番になります)。コネクターの方向を間違えないように注意します。

また、コネクターの取り付け方向も注意します。現物合わせで、どの方向に取り付ければいいかを確認します。その際、くれぐれもコネクターの1番の位置を間違えないようにしましょう。

05_Wiring_Cable

ケーブルを配線します。

06_Format_CF

DISKモードでフォーマットします。

07_Partition_CF

フォーマットが完了したら、パーティションを作成します。SCSIデバイスを変更するには、DISKモードのSELECT DISKでSCSI IDを選択します。

 

MPC60 MARION SCSIカード 内蔵SCSIコネクター変換アダプターとSD-SCSI変換 SD FuzinMonsterを使う

MARION SCSIカードの内蔵SCSIコネクターの変換アダプターが出来てきました。以前は作らないといっていたのですが、結局要望が非常に多かったので、作ることにしました。

ほぼ同時に、新型のSD-SCSI変換アダプター、SD FuzinMonsterのサンプルも出来てきたので、合わせて試用してみます。

1_MPC60_MARION_SCSI_Adapter

左からMARION SCSI INTERFACEカード、MARION SCSI変換 アダプター、SD FuzinMonsterです。SCSIカードをMPC60で使用するには、Roger LINN アップグレードROMが必要です。

2_FDD_Screws

まずはSD FuzinMonsterをMPC60に取り付けます。このMPC60は、SATA DinoMonsterが付いていました。

3_SD_FuzinMonster_SetUP

SD FuzinMonsterにFDDの金具を取り付けます。

4_SD_FuzinMonster_Built_UP

SD FuzinMonsterをMPC60の筺体に取り付けます。

5_MARION_SETUP

次にMARION SCSI INTERFACEカードを取り付けます。

6_Cable_Built_UP

MARION SCSI変換アダプターにケーブルを取り付けます。

7_SCSI_Adapter_SETUP

MARION SCSI 変換アダプターをMARION SCSI INTERFACEカードに取り付けます。26ピンコネクターに差し込むだけです。

8_SD_SETUP

SDカードを挿入します。カチリと音のするまで押し込みます。もう一度押し込むと取りはずせます。

9_Format_SD

DISKモードでフォーマットをします。

10_Partition_SD

フォーマットが終了したら、パーティションを作成します。

11_Sample_SAVE

サンプルファイルを保存してみます。

12_Saving_Sample

CF RaizinMonsterに比べると若干スピードが遅いです(PowerMacでのベンチマークテストでは、SDカードによっては速度が1Mbpsほどになるものもありました)。MPC60では、もともとSCSIの速度が遅いのでそれほど違いは感じませんでした。