MacPortable SCSI変換基盤+CF PowerMonster IIのKIT試作品をテストする

MacPortable用の特殊34pin SCSI変換ケーブルを作ってみたのですが、ことのほか手間がかかってしまいコストがかかるし、第一いまひとつ見栄えが悪い。意外と最近よく売れだしたので、ここはひとつ変換基盤を作ってみました。

SCSI_ADAPTER_KIT_CLOSEUP

こんな感じ。CF PowerMonster II専用基盤です。SCSI IDとターミネータの設定用のジャンパーがあります。電源LEDも付いています。アクセスランプはオプションです。

5mm_spacer

変換基盤に六角スペーサーを取り付けます。

bracket_build-up

CF PowerMonster IIを取り付け、ブラケットに取り付けます。

remove_top_panel

MacPortableを裏返して、トップパネルを外します。

disconnect_display_SCSI_connector

ディスプレイコネクターとSCSIコネクターを外します。純正SCSI HDDは取り外します。

setup_example

ブラケットを取り付け、付属のSCSIケーブルを取り付けます。

connect_SCSI_cable

付属のSCSIケーブルをロジックボードのSCSIコネクターに接続します。

bootup_display

できあがりです。

 

SASI/SCSI-CF変換アダプター 変換番長 を使ってみる。

話題の変換番長を使ってみます。SASIや256byte/sectorなどが使えるなど機能が豊富です。ちょっとお値段はお高めです。

IMG_2926

なぜか2.5インチのサイズにフルサイズの50ピンのインターフェースにFDD用の電源コネクターです。HDD用のアダプターが付属しないので、別途購入する必要があります。

IMG_2928

様々な機能を設定するDIP スイッチです。デフォルトの状態では動きません。

IMG_2940

DIPスイッチのメクラシールを剥がします。

IMG_2941

容量制限なし、ID=0固定に設定します。

IMG_2942

Transcend 4GBでMacitosh PowerMac G4 + Adaptec 2930CUで試してみます。

IMG_2944

フォーマットソフトウェア起動時にまさかのフリーズです。設定がおかしいのかもしれません。

IMG_2945

容量制限を4GBに設定します。

IMG_2947

フォーマットソフトは起動しましたが、イニシャライズ中にフリーズです。

IMG_2948

2GB、容量制限1GBで挑戦です。

IMG_2949

ソフトが起動時にフリーズです。

IMG_2950

ちょっと毛色の違うものを試してみます。DeLOCKとsiliconpowerでチャレンジです。

IMG_2951

エラーランプが付いてMac自体が起動しません。う〜ん、困りました。

IMG_2952

SiliconPowerで試してみます。

IMG_2955

イニシャライズ中にエラーが出ました。もしかして、初期不良かもしれません。交換をお願いして、再度検証します。

Roland S-770 にSCSI Adapter KITを使ってCF RaizinMonsterをセットアップする。

多くのユーザーさんから問い合せがあったRoland S-770専用の内蔵SCSIアダプターKITが出来てきました。さっそく使ってみます。内蔵のHDDをCF AztecMonsterに交換することもできますが、今回はCF RaizinMonsterを組み付けてみます。

06_CF_Raizin_S770_SCSI

真ん中の基盤がアダプター基盤です。S-770固有の超変態40ピンSCSIコネクターを通常の50ピンSCSIに変換します。

00_Roland_S770

Roland S-770です。なにはなくとも筐体を開けます。

01_TOP_SCREW

天井のネジを外します。

02_SIDE_SCREW

側面のネジを外します。

03_BACK_SCREW

背面のネジも外します。

04_HDD_Cable

40ピンのHDDケーブルです。

05_40pin_SCSI

これが悪名高き40ピンコネクターです。

07_SCSI_Adapter_Connection

40ピンケーブルと50ピンSCSIケーブルを接続します。40ピンケーブルの方向に注意して下さい。赤いラインが1番ピンになります。絶対に間違えないで下さい。電源ケーブルも挿します。

08_CF_RaizinMonster_setup

CF RaizinMonsterを接続します。FDDからシステムを転送しますので、仮組みです。

09_BOOT_from_FD

SYSTEM FDから起動します。

10_Performance_display

起動しました。見やすいので、テレビに表示して使います。普通の家庭用のテレビで映ります。

11_Disk_Tool

SYSTEM->Disk Tools->Utilityを選択します。

12_current_Drive

SCSIにドライブが現れます。フォーマットされてないので、フォーマットします。その前にカレントドライブにID0を選択します。

13_Format

Formatを選択します。

14_Fomatting

フォーマット中です。

SysSAVE

フォーマットが終わったら、システムを転送します。

15_BOOT_from_CF

フロッピーを取り出して、電源を入れ直して再起動します。CFのSYSTEMから起動しています。

16_LOAD_FD

フロッピーからファイルを読み込んでみます。

17_LOADING

のんびり読み込みます。

18_SAVE_CF

こんどはカレントドライブをCFにして、保存してみます。速い速い。

19_FDD_ENABLER

FDDケーブルをFDDから外して、アダプターのコネクターに挿します。これで、FDDを外した場合に、起動時にFDDをシークしたままフリーズするのを回避します。

PrintFDDのピンアサインはこんな感じ。Track0とDisk ReadyをGNDに落としてFDDが接続してますよ状態にしています。

20_CF_RaizinMonster_built-in

FDDを外して、CF RaizinMonsterを組み立てます。リア側のネジが2個とりつけられないのですが、気にしないで下さい。

21_S-770_wCF_RaizinMonster

できあがりです。

CF RaizinMonster のファームウェア改良版 (ver.30 → 40) をAKAI MPC3000で検証する。

CF RaizinMonsterは沢山のユーザーさんにご愛顧いただいていますが、それゆえいろいろな不具合点も報告されています。一番寄せられているのは、AKAI MPC3000での、CFカードの相性問題です。一部のCFカードで初期化ができない、保存に失敗する等の現象が報告されています。

そこで、メーカーに現象を再現してもらって、ファームウェアの更新をお願いしました。

CF_RaizinMonster_Early_FIRM_VER

古いバージョンのサンプル品です。Transcendの133XとSiliconPowerの200Xで不具合が再現されました。

01_New_FIRM_VER

新しいファームウェアのバージョンの試作品です。Ver.40のコアをつかっています。SiliconPowerのCFを使ってみます。

02_Disk_Mode

DISKモードでフォーマットします。

03_FORMAT_HARD_METHOD

弊社のMPC3000はVailixi ROMを使っているので、HARDモード(Low Level Format)でフォーマットします。

04_Formatting

フォーマット中です。フォーマット終了したら、パーティションをします。

05_SAVE_PGM

フォーマット終了後、ファイルをセーブします。

06_SAVING

保存しています。

07_SAVE_COMPLETE

保存できました。

08_EXCHANGE_CF

CFカードを交換します。

09_SAVING_TRANSCEND

保存できました。

現在、メーカーでも検証中です。新型の販売はもうすこし先になります。

IMG_2846

Adaptec SCSIカードをBIOS ユーティリティーでベリファイするとタイムアウトエラーがでることも報告されています。

IMG_2876

新型のファームウェアでは改善されています。こちらもメーカーで検証中です。

 

ENSONIQ EPS16+ にSCSIカードを増設する。

個人的にENSONIQのサンプラーには思い入れがあります。Mirageのイメージがあるからでしょうか。

ENSONIQ EPS16+も好きな機材のひとつです。今回は社外のSCSIカードをインストールしてみます。

00_OPTIONAL_SCSI_CARD

SCSIカードはStraylight Engineeringというメーカーのものです。

01_ME-16_OPTION_card

メモリーカードを取り外します。まず、ネジを外します。

02_pull_Option_card

外します.堅いので、思いっきりひっぱる必要があるかもしれません。

03_Option_card_holl

メモリーカードを開けます。

04_inner_Option_card

中身はこんな感じ。

05_unscrew_top_panel

EPS16+のパネルを開きます。パネルの4つのトルクスネジを外します。T10のトルクスドライバーが必要です。

06_unscew_top_panel_right

ここも外します。同じトルクスネジです。

07_OPen_chassis

パネルを開きます。

08_option_card_reinsert

メモリーカードの下側を取り付けます。フタは開いたままです。

09_insert_memery_card

メモリーカードをきちんと差し込みます。

10_spacer_modiffy

スペーサーを取り付けます。取り付け難いので、両面テープで仮止めします。

11_set_spacer

スペーサーをメモリーカードのネジに合わせて取り付けます。

12_insert_25DB_cable

25ピンのD-SUBコネクターを挿入します。

13_set_SCSI_card

SCSIカードをメモリーカードに取り付けます。ピンを合わせてずれない様に注意します。

14_built-in_SCSI_card

SCSIカードを取り付けました。26ピンコネクターを取り付けます。

15_connect_34pin_cable

34ピンコネクターを取り付けます。

16_fix_screw_25DB

25ピンD-SUBコネクターをネジで取り付けます。これで取り付けは完了です。フタは?と思うかもしれませんが、気にしてはいけません。ENSONIQ流です。

17_EPS16+_Power_ON

起動します。

18_display_SCSI_INSTALLED

SCSI INSTALLEDの表示がでれば、OKです。

 

MO用のSCSIケースを流用してSD FuzinMonsterを外付けで使ってみる

AKAI MPC2000やRoland S-760などは内蔵SCSIコネクターを持たないので、CF RaizinMonsterやSD FuzinMonsterなどをFDDと交換して内蔵して使おうとすると、かなり改造しないと難しいため、正攻法では外付けのSCSIケースを使うのが一般的と思います。

ただ、すでにSCSIケースを製造しているメーカーはほぼないため、適当はケースをさがしているユーザーさんも多いようです。弊社でもSCSIケースの製造を検討したことがあるのですが、やはりコストがかかるのもさることながら、かさばるので在庫の保管が大変なので二の足を踏んでいるところです。

海外の業者さんから中古の良さそうなケースの在庫があるとのことで、試験的に使ってみます。

00_Maxtor_SCSI_BOX

CD-ROMか5インチのMOのケースのようです。

01_BackView

うしろのコネクターはこんな感じ。SCSI IDを選択するスイッチもあります。

02_inner_cables

内部のケーブルはこんな感じ。

03_5inc_adapter_wSDFZ

5インチのドライブベイアダプターとSD FuzinMonsterです。

04_5inc_BAY_builtUp

ドライブベイを組み立てます。

05_fasten_bay_screw

ケースのシャーシにドライブベイをネジどめします。

06_cable_shortage

ここで問題発生。ケースのケーブルが短くて、SD FuzinMonsterに届きません。

07_extension_Cable

SCSIケーブルの延長ケーブルをつくりました。

08_J3_PIN_Assign

SD FuzinMonsterのSCSI IDの設定用のジャンパー J3 のピンアサインです。

09_rotary_jumper

SCSIケースのピンアサイン。

Print

SCSI ID設定用のスイッチの接続図です。

 

10_jumper_extension

延長ケーブルを作りました。

11_setup

セットアップしました。

12_working_testing_on_MacOS

Macintoshに繋げて、動作確認します。

13_Bench_Mark

SanDisk Extreme 128GB をフォーマットして、ベンチマークを取りました。SCSI IDもちゃんと4番に設定できています。

 

behringer UFO202を使ってアナログ音源をiTuneにとりこむ

 

 

 

もっと前からやればよかったのですが、ターンテーブルも放置状態でLPレコードやオープンリールのテープレコーダーなども倉庫にしまいっぱなしでなさけない限りです。

behringerはリーズナブルな価格のエフェクターなどでおなじみの音響機器メーカーです。楽器をやってる方でしたら、コンプレッサーなどでお世話になったかもしれません。

00_behringer_UFO202

UFO202です。マニュアル、保証書とあとはステッカーと乾燥剤です。

01_TRIO_Turn_Table

TRIOというオーディオ機器メーカーの古いターンテーブルです。TRIOは現在のKENWOODです。(実はKENSONICからTRIO、KENWOODに至る伝説があるのですが、話がなが〜くなるのでこのへんで)

02_Mac_Coneected

使い方は簡単。とりあえずPhonoケーブルとMacに接続します。ちなみにMC型のピックアップには対応しないので、その場合には、トランスかヘッドアンプが必要です。

03_USB_audio

ドライバーはいりません。Mac OSXの環境設定のサウンド設定でUSB Audioに切り替えます。入力レベルの調整はできないみたいです。

04_GarageBand

音のとりこみはなんでもいいのですが、とりあえずiLifeにはいっているGarageBandを使います。新規トラックを作成します。

05_real_audio

リアル音源を選択

06_monitor_setup

入力源をステレオに、モニターを入にします。

07_Recording

レコードに針を落とし、赤いアイコンをクリックして録音します。

08_output

録音が終わったら、曲を書き出します。共有メニューから「曲をディスクに書き出し」を選択します。

09_output_method

エンコードの方法を選びます。

10_output_location

書き出す場所を選びます。

11_iTune_import

iTuneで曲を読み出します。ファイルメニューから「ライブラリに追加」を選択します。曲が読み出されたら、あとはiPhoneなどに曲を転送したりして活用できます。

 

E-mu Emax II の内蔵HDDのかわりに CF AztecMonster を内蔵させる。

E-mu Emax IIにCF AztecMonsterを内蔵させます。E-mu Sampler の内蔵HDDのモーターの音に辟易しているユーザーさんも多いと思います。弊社のEmax IIもHDDがいつのまにか、えらくモーターの音が大きくなって蝉が鳴いているみたいになってしまいました。

00_EmaxII_CF_AztecMonster_prepare

Emax IIとCF AztecMonsterです。

01_CF_AztecMonster_insulation

Emax IIの内蔵HDDの取り付け金具がネジがとっても長いので、両面テープで貼付けることにしました。

12_screw_removal

ネジを外して筐体を開けます。

02_CF_AztecMonster_install_to_EmaxII

Emax IIの内蔵HDDの上にCF AztecMonsterを貼付けます。

03_connecting_SCSI_cable

SCSIケーブルと電源ケーブルを取り付けます。

04_Format_Disk

Emax IIの電源を入れます。Format Diskを選択。

05_SCSI_4_selected

SCSI ID = 4を選択します。

06_Formatting_Drive

Formatしています。

07_Verifying

Verifyしています。これが非常に時間がかかります。1時間たっても終わりません。壊れているのかと思いました。。。

10_Copy_Software

Copy SoftwareでOSをコピーしてみます。

11_Copy_SOftware_to_SCSI_4

コピーします。

08_Special_Boot_ID

Boot IDを選択します。

09_selected_SCSI_ID_4

起動DISKをSCSI ID=4に変更します。

Ensoniq ASR-10 にMARION SCSI変換アダプターを利用してCF AztecMonsterを内蔵する

ユーザーさんからのリクエストで、Ensoniq ASR-10にCF AztecMonsterを内蔵します。すこし、手が込んだ改造になりますので、ある程度、腕に自身のある方向きだと思います。ご希望であれば、当方で改造を実施しますので、メールにて、ご相談ください。

IMG_1786

Ensoniq ASR-10です。

IMG_1788

底面と背面のネジを外します。

9ECW3343

25ピンのD-SUBとSCSI基盤上の26ピンIDEコネクターです。

04_CF_AZMN_MARION_ADP

CF AztecMonsterとMARION SCSI変換アダプターです。ASR-10の内部SCSIコネクターは、MARION SCSIカードの26pin IDC用のピンヘッダーと同じ規格のようなので、これを使って、配線をします。26ピンIDC オス – 26ピンIDC メスのケーブルは新規に製作しました。

05_26pin_CONNECTOR

ASR-10のSCSIコネクターを外します。

07_connecting_MARION_ADP

IDC オス-メスコネクターをMARION SCSI変換アダプターに接続します。

10_insulating_CF AZMN

CF AztecMonster基盤を絶縁します。

9ECW4696

ASR-Xは、5V電源を直接とるとなぜかSCSIエラーがでるので、別に電源を用意します。

Power_Adapter

ASR-10内部に電源をセットアップします。

9ECW4708

CF AztecMonsterをセットアップします。

12_CHange_Strage

SCSIの確認をします。

13_LOAD_DEVICE

SCSI ID=0で認識させます。

14_FORMAT_SCSI

CFカードをフォーマットします。

15_ERASE_OK

フォーマットを実行します。

16_FORMATTING

フォーマット中です。

17_COPY_OS

フォーマット完了後にOSをCFに転送します。

18_SAVE_BANK

バンクの内容をCFに保存します。

19_COMMAND_COMPLETE

保存が正常にできました。

CFカードは1GBのものを使用しました。どのくらいの容量まで認識するのか、確認できないので不明です。

Ensoniq ASR X PRO でSD FuzinMonsterを使う

Ensoniq ASR X PROが手に入ったので、SD FuzinMonsterの動作検証をしてみます。以前にASR-XでCF RaizinMonsterを試験していますが、今回も同様に特注のケーブルを使用します。

00_ASR-Xpro_SD_FuzinMonster

SD FuzinMonsterと特注SCSIケーブル、Transcend 2GB SDカードを使います。

01_SETUP_FuzinMonster

ASR X PROのSCSIコネクターとSD FuzinMonsterをSCSIケーブルで接続します。SD FuzinMonsterの電源は今回は、外付けですが、内蔵FDDから直接接続しても大丈夫です。

02_Format_Disk

Systemモードで”Disk Utilities”メニューでFormatします。

03_Format_successful

Formatが完了しました。

04_Select_save_device

ファイルを保存してみます。Saveモードの”Select save device”メニューでSCSIを選択します。

05_Save_Sound

SOUNDを保存してみます。

06_Successful_save

保存ができました。

07_Load_Sound

今度はファイルを読み出してみます。先ほど保存したSOUNDファイルをLoadします。

08_Success_Load

読み込みができました。

09_Exchange_Medis

Transcend 2GBのSDメディアを取り出して、こんどはPlextorの2GBのSDメディアに交換してみます。

10_HOT_SWAP_FORMAT

DiskモードでFormatをしてみました。HOT SWAPも問題なく大丈夫です。