今回は、ユーザー様のご好意で、ENSONIQ ASR-Xをお借りして、CF PowerMonster IIを使ってみます。
ASR-XなどのENSONIQのサンプラーは、以前にも、ご質問をいただいた方がいらっしゃったので、今回まとめて検証します。
ASR-Xは、内蔵の音色の他に、サンプリングした音も使ってMPCのように、グルーブを簡単に作れるとっても魅力的なマシンです。MPCユーザーにも人気があるみたいです。というか、使える音が満載です。
ASR-Xのフロントパネルはこんな感じ。カッケ〜。
リアは、こんなレイアウト。パラアウトとSCSIコネクターが装備しています。SCSIコネクターは、miniD-SUBの50pin です。
実は、ENSONIQ製品では、なぜか(?)CF PowerMonste IIで使用するためのターミネーター用のバスパワーが出ていません。この点でよくお問い合わせがあります。このため、弊社のBakMonolithで使用するためには、DC5Vの外部電源が必要です。秋葉原では、千石電商で扱っています。弊社でもLinkmanさんの5Vの外部電源を扱っています。
BakMonolithで外部電源をつかうには、電源ジャンパーを『DC』に切り替えて下さい。
BakMonolithは、SCSIコネクターが25pinなので、ASR-Xなどの50pinのSCSIコネクターには、変換ケーブル、または、変換コネクターが必要になります。(これがまた、現在入手難なので、悩ましいところです。。。)
ユーザー様は、変換コネクターをご使用のようですが、リアパネルに直立する形になるので、なんかのハズミで、バキッと壊してしまうと、ゴメンナサイではすまないので、今回は、当方の変換ケーブルを使いました。アクセスLEDがCF PowerMonster IIの基盤が操作時に見やすいです。
CF カードは、今回、Transcendの133Xの2GBのものを使いました。
例によって、ちっこい液晶表示にも関わらず、なんとなく使っていれば、わかってしまう(^_^)ENSONIQの操作パネルで、システムモードの[Disk Utilities]を選択。
[Disk Device]で、[Hard Disk]を選ぶと、SCSIバスを自動的にスキャンして、DISKを選択してくれます。
[UNREADABLE](読めないよ)と言ってきているので、フォーマットをします。
5〜6秒ほどで、[Format Successful]と表示されて、フォーマット完了です。CFカードによっては、[Optimize](イニシャライズ)をする必要があるものがあるようです。この、TranscendのカードもOptimizeをしたほうが、フォルダーが自動的にできるので、使い勝手がよくなります。
試しにSaveモードで、ファイルを保存してみます。内蔵のサンプリングデータも保存できるのね。。。名前を変えて保存します。
ASR-Xの検証をこころよくご協力いただきました、ユーザー様に感謝いたします。m(_ _)m