Stratos Technology S950 SCSIボード試作品を使ってみる

前回の、AKAI S950用SCSIボードIB-109を使ってみて、どうもCF PowerMonster IIでは、ちゃんと動かないみたいです。何が悪いのかよくわからないので、例によって規格にのっとって、SCSIカードを試作してみました。

01_Stratos_S950_SCSI_A

デジタル入力機能は、今は必要ないので、SCSI機能にしぼって設計しました。せっかくの試作なので、Stratos Technology CF PowerMonster IIをオンボードで搭載できるようにしました。

SCSIコネクターも、MPCのように25pinのものに変えてあります。

02_SCSI_Board_wCFPMII

CF PowerMonster IIを取り付けました。

03_S950_Bottom_View

S950を裏面にひっくり返します。赤丸のネジをはずして、筐体を開けます。

04_S950_Back_View

S950の背面の赤丸のネジを外して、拡張ポートを開きます。

05_Around_Guide

拡張ポートの切り欠きのガイドに沿ってボードを挿入します。

06_Bottom_w_SCSI_Board

赤丸のコネクターにフラットケーブルを接続します。拡張ポートのネジを締めて、SCSIボードを固定します。

07_IB109_SCSI_Hard_Disk

電源を投入します。”IB109  SCSI hard disk”の表示がでます。

08_DISK_ERROR

DISKモードにします。DISKをセレクトすると、エラーが出ました。どうも、CFカードの相性が良くないみたいです。

09_CF_Card_Exchange

CFカードを128MBなどの、小さな容量のものに交換してみます。交換は、CFカードスロットから、ラジオペンチなどで交換できますが、やりづらいので、できれば一度ボードを外してから交換したほうが、安全でしょう。

10_9_Format_hard_disk

DISKモードにします。”09″ の”Format hard disk”にカーソルをもっていって、”ENT”を押して、フォーマットします。数秒で完了します。

11_01_VOLUME_slct_create

“01”で、” VOLUME Slct,create”にカーソルを持っていきます。”LETTER”とデータノブを回して、DISKに好きな名前をつけて、”ENT”を押します。名前をつけると約4MBのボリュームができるようです。あくまで想像ですが、256パーティーションで、1GBまで対応するようです。

↑どうも違うようです。再度検証してみました。こちらをご参照下さい→ http://www.artmix.com/wordpress/?p=473

12_06_SAVE_PROGRM

“06” の”SAVE PROGRM”で、データを保存してみます。

13_SAVING_sample

保存できました。

どうも、IB-109の設計上で何かCF PowerMonster IIとの相性が出ているのでしょう。もうすこし、追求したいところですが、Stratos Technology製のSCSIボードでは、 CF PowerMonster IIは、問題なく動作を確認できました。

試作ボードは、何枚か作ったので、評価版として販売します(数に限りがあります)。評価版SCSIボードには、アップグレードROMに交換する必要があります。ROM交換は、前回のブログを参照して下さい。

アップグレードROMに関しては、Virtual Sound Technology社にコンタクトを取ってみて下さい。または、弊社にご相談下さい。

 

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